最近のエレキギターって、3万円以内でも結構いい感じに弾けちゃうし、音も「お、ちゃんとしてるね」ってのが増えてきたんですよね。
でもね、そこで満足しちゃダメなんです。
有名ブランドのギターって、確かに音も弾きやすさも「さすが!」ってなるんですけど、それだけじゃないんですよね。
あれはもう、持つこと自体が一つの体験で、「やっぱりこのギターじゃないと!」って言いながら、カッコつけたいだけなんですね。
安いギターにはない「所有する喜び」ってやつですかね。
ギターを弾くというより、ギターに持たれてる感じ。
そんな特別な気持ち、味わいたいじゃないですか。
それにね、憧れのギターを手に入れた瞬間、なんか急にやる気が湧いてきて、いつもより練習しちゃったりするんですよ。
しかも、弾くたびに「これオレのギターだぜ!」ってニヤけちゃって。ギターの腕が上達するのも当然ですよね。
だって、弾くのが楽しくて仕方ないんですから。
だから、本格的にライブとかレコーディングやろうって人には、やっぱり良いギターを手に入れてほしいですね。
なんていうか、ギターが「オレ、弾いてみる?」って囁いてくるような、あの特別な感覚、一度は味わってほしいんですよね。
エレキギターの選び方
好きなギタリストが愛用しているギターを選ぶ
何と言っても自分のモチベーションが上がるギターが一番。
ギターを弾くきっかけとなった憧れのギタリストがあなたにもいるはずです。
憧れのギタリストと同じギターを持つことは、あなたの長年の夢を1つ叶えてくれます。
ブランドや形で決める
フェンダーやギブソンはエレキギターの2大有名ブランドです。多くの有名ミュージシャンが使用しており、ギターを見た目で選ぶのも大事な要素の1つです。
部屋の壁に飾った姿を想像してみたり、実際にストラップを掛けて弾いている姿など想像するだけでワクワクしてきますね。
演奏する音楽ジャンルで決める
エレキギターは、ポップス、ロック、ブルース、ジャズ、あらゆる音楽ジャンルで使用できます。
特にロックに合うギター、ブルースに合うギター、ジャズに合うギターなど自分が演奏したいジャンルに合ったギターを選ぶことも重要です。
人気有名ブランドギターのおすすめ8選
数ある人気有名ブランドの中から、おすすめのエレキギターを厳選しました。
今回紹介するエレキギターはコチラ!
フェンダー
ストラトキャスター
出典元:Amazon.co.jp
フェンダー ストラトキャスターは、ジミヘンやエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジョン・メイヤーといったギタリストが使用。
枯れた音が魅力のエレキギターと言われますが、出力の高いピックアップを載せると太くてパワフルな音を出すこともできます。
独特の流線型のボディ、多様な音楽ジャンルへの適応性とその使いやすさにより、世界中の数々のミュージシャンたちに愛され続けています。
フェンダー系の指板にはメイプルとローズウッドがあり、メイプルの方は乾いたあっさりした音の印象で、ローズは少し粘り気のある音の印象です。
エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーはライブではレスポールを使うものの、エアロスミス作品の大半をフェンダーのストラトキャスターでレコーディングしたと“Total Guitar誌”で明かしています。
テレキャスター
出典元:Amazon.co.jp
フェンダー テレキャスターを弾くギタリストで有名なのは、キース・リチャーズ、ジョン・フルシアンテ、リッチー・コッツェン、ジミー、ジミー・ページなど、フェンダーの他のギターと同じく数え切れません。ボーカリストがよく使っている印象がありますね。
このギターは、コードをかき鳴らすイメージなので、指板はカラッとトレブルの効いたメイプルにアッシュボディがスタンダードな形として似合います。
もちろんローズウッド仕様もありますし、ピックアップもシングルコイルとハムバッカーの両方があり、重低音の効いた太い音を出すこともできます。
ジャズマスター
出典元:Amazon.co.jp
フェンダー ジャズマスターを弾くギタリストで有名なのは、カート・コバーン( ニルヴァーナ)、小笹大輔(Official髭男dism)、エルヴィス・コステロなどでしょうか。
音は太くてしっかりした音が出せて、なおかつコード弾きでのコードの分離感もいいのが特徴です。
見た目も音もカッコよくていいのですが、ブリッジのフローティング・トレモロが独特で、ライブなどで激しく弾いたりすると弦がサドルの溝から外れてしまったりして、弾くのになかなか苦労することがあります。
ムスタング用のサドルに替えるという裏技があるようですが…。
ギブソン
レスポール
出典元:Amazon.co.jp
ロックの王道ギターと言えば、レスポールではないでしょうか。
レスポールはスラッシュやマーク・ボラン、ジミー・ページなどのロックスターが低い位置でレスポールを弾く姿がやたらにカッコいいんですよね。
また、厚みのあるミッドレンジ、パワフルな出力は、ディストーションサウンドやクランチサウンドにおいて特に際立ち、タップリ歪ませたときのリードトーンがとても甘くて魅力的です。
レスポールは他のギターと比べると少し重いので、年配の方は、立ってギターを長時間弾くときの腰への負担も考えておいてもよいかと思います。
セミアコ
出典元:Amazon.co.jp
セミアコースティックは、ブルースやポップス、ジャズも演奏できる結構オールラウンドな1本。
ES-335は太くて甘い音がするイメージでしたが、それはナッシュビル製のES-335のようで、メンフィス製のES-335はアタック強めの枯れたビンテージライクな音になっています。
20万円以内でGIBSONは、なかなか買えませんが、VOXやEDWARDS、Seventy Seven
ファイヤーバード
ファイヤーバードのピックアップはファイヤーバード独自のミニハムバッカーでシングルコイルのような高音も出てくれるのとクランチでのコード弾きでは弦の分離感も良いので、とても気に入っています。
デメリットとしては、デザイン重視のため、バランスが他のギターに比べて不安定でヘッド落ちします。
ストラップを掛けて弾いても、座って弾いてもどちらもとても重心のバランスが悪いです。
しかし、そこは変形ギターなので仕方ないところだと思います。
SG
出典元:楽天市場SGは、ロックとの相性が抜群で、特にハイポジションでのソロやボトルネック奏法がしやすいギターと言えます。
ただし、このギターもファイヤーバードと同じで、ストラップを掛けて立って弾いたとき、ヘッド側に少し重心が傾きます。
このギターを使用するギタリストとしては、アンガス・ヤング、デレク・トラックスなどが有名ですね。
グレッチ
出典元:楽天市場
グレッチは、音に美しい高音域に透明感があり、サスティーンよりアタックが強調されています。
ディストーションなどの歪み系による音作りが難しいようですが、最近ではハウリング対策もされていて、フェンダー系やマッチレスなどのアンプを選べばいい音を引き出せるようです。
ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァーで再評価され、フェンダーやギブソンとは全く違う路線で不動の地位を築いた感があり、ギターのデザインも独特で部屋に飾っておくインテリアとしても威力を発揮します。
まとめ
ギターが上達してくるとほとんどの人がギター1本では収まらなくなってきます。
筆者も現在6本のギターを所有していますが、嫁に「ギターってこんなにいらないんじゃないの?」と言われ続け、10本近くあったギターを整理(2本売っては1本買ってを繰り返し)、やっと6本まで絞り込んだ経緯があります。
憧れのギタリストと同じギターが部屋にある、お気に入りのエレキギターを所有しているというだけで何だかとても満喫感が満たされて、贅沢な時間が過ごせることは間違いありません。
その上、憧れのギターはあなたのギター習得のスピードをものすごい勢いで後押ししてくれることでしょう。
また、アドリブが弾けるようになって、仲間とセッションをしたり、ギターで自分の思い描くフレーズを自由に弾いたりしていると、日常の嫌なこととかすっかり忘れてギターに没頭できる素敵な世界が待っていますよ!