ストラトキャスターの特徴とデメリットへの対策

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「ストラトキャスター」と言えば、ギタリストなら一度は憧れる存在。

お洒落でカッコいいけど、弾いてみると「あれ、思ったより弾きにくい？」。

その特徴的なシェイプと音色に魅了されつつ、実はロングスケールやシングルコイルのノイズや調整の難しさに悩むことも。

そんなデメリットに「こんなはずじゃなかった」と心の中でツッコミを入れていませんか？

今回は、ストラトの魅力を再確認しながら、デメリットに対抗するための対策もシェアしちゃいます！

初心者でも安心して使える方法を解説しますよ！

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ストラトキャスターとは

レオ・フェンダーが設計しフェンダー社が製造しているエレクトリックギターのモデルの１つで、軽量かつ弾きやすさを追求したボディデザインが特徴となっています。

それらに加え、シングルコイルピックアップやトレモロユニットも搭載し、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、リッチー・ブラックモア、ジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテなど有名なギタリストに愛用され続けています。

最近では、エアロ・スミスのジョー・ペリーが、エアロスミス作品の大半をフェンダーのストラトキャスターでレコーディングしたと明かしています。
出典元：yahooニュース

ストラトキャスターのメリット・デメリット

メリット

・軽量でボディが薄く弾きやすい
・ピックアップセレクターでハーフトーン含め5種類の音が出せる
・コントロール部分が弾く位置に近いので操作しやすい
・トレモロアームが使える
・ヘッドに付いているペグが同じ方向なのでチューニングしやすい
・出力が弱いことで音域の幅が広くなり、繊細な強弱を表現することができる

デメリット

・ノイズが乗りやすい
・アームを使うとチューニングが狂いやすい
・フレット間隔が長い
・弦のテンションが高いのでチョーキングしにくい
・出力が弱く音の線が細い
・リアピックアップにトーンが使えない

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デメリットへの対策

デメリットへの対策について筆者の経験も交え紹介します。

ノイズが乗りやすい

この対処には当初大変苦労しました。筆者の持っていたストラトはUSAのカスタムショップメイドだったのですが、特に弦から手を離したときのノイズがひどく、ライブ中は音が出ていないときは必ずボリュームを0にするか、0にできないときはできる限り弦や金属部分に手が触れるようにするとノイズが少し軽減されました。

当時は楽器屋の店員さんに何度もストラトのノイズ対策で相談したことがあります。
しかし、最近ではあまりノイズのことが気にならなくなりました。

それは、ノイズゲートというエフェクターによって演奏の合間の「シー」とか「ジー」というノイズをカットできるようになったからです。

今のモデリングアンプにはノイズゲートが標準で搭載されているものもあります。

ノイズは完全にカットできる訳ではなく、ギターを弾き始めると多少ノイズが乗ってくるのですが、そこはギターの音に紛れるので気になることはありません。

アームを使うとチューニングが狂いやすい

これも大変苦労します。

ペグポストの弦の巻き数を減らしてみたり、弦の巻き方を少し少なめにしてみたり、ナットに鉛筆の芯の粉を塗って滑りを良くしてみたり、ギター裏面のスプリングの数を増やしてみたり、アームを使った後わずかにアームアップしてみたり・・・

結論はアーミングに限らずチョーキングも含めチューニングが絶対に狂わないということはないということです。

それでは、アームを多用するギタリストはどうしているか？

ジミヘンのライブを聴くとMCをしながらギターのチューニングを頻繁にしているのが分かると思います。

ジェフ・ベックは、ナットを滑りやすいローラーナットに、ペグはロック式ペグに交換してチューニングの狂いを少しでも抑える対策をしています。

ド派手にアーミングを多用する方は、エディ・ヴァン・ヘイレンなどが使用している音程を安定させるビブラート・ユニット「フロイトローズ」の使用を検討するのも１つだと思います。

 

フレット間隔が長い

フレットとフレットの間隔が長く、ローポジションでフレットからフレットに指を移すときに「ちょっと遠いな」と感じてしまうときがあります。

しかし、体格も手も大きい欧米人からすれば、それほどフレット間が長いと感じないかも知れません。実際にジミヘンやリッチー・ブラックモアなどがストラトキャスターを弾いている動画や写真などを観てみると、なんだかギターのネックが日本人が握っているより細く見えませんか？

欧米人からすれば、日本人がミディアムスケールやショートスケールのギターを使うような感覚なのかも知れません。

少しフレット間の幅が広いと感じても指のストレッチと弾く練習をすればだんだん慣れてきますので、とにかく慣れるまで練習しましょう。

弦のテンションが高いのでチョーキングしにくい

これも5フレットまでのロー・ポジションでのチョーキングで顕著です。

キッチリ1音上げるのに結構苦労します。これも音程に気を付けながらちゃんと練習すれば克服することができます。

どうしても力が足りなくて難しいときはチョーキングではなくスライドで代替するという手もあります。

出力が弱く音が細い

生音でコードを弾いたとき、テレキャスターやレスポールなどに比べるとローが少なく、全体的にか細い音がします。

また、出力も小さいため音量を上げたり歪ませたりするとノイズも一緒に乗って大きくなってしまうことです。

ノイズの除去については、ノイズゲートを使用すればほとんどのノイズは取り除くことができます。

メリットとしては、表現できるレンジの幅が広く、繊細な強弱が表現しやすいという点です。

リアピックアップにトーンが使えない

ストラトキャスターのリアピックアップは他のギターにはない斜めに搭載されていて、よりトレブリーな音が出るよう設計されています。

それゆえに、ギターソロなどの単音弾きのときに、リアピックアップを使って弾くとキンキンした耳の痛くなるような音を出してしまうことがあります。

これについては、スティービー・レイ・ヴォーンをはじめとするストラトフリークが使用するエフェクター“チューブ・スクリーマー”などをアンプとギターとの間に挟めば、リアピックアップであっても程よくミッドレンジの効いた太い音を出すことができます。

チューブスクリーマーはストラトキャスターと相性が良いので、とてもおススメです。

 

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代表的なギタリスト

リッチー・ブラックモア

Deep PurpleやRainbowといったハードロックバンドで、数々の記憶に残るリフを生み出してきた伝説的なギタリストであり、このギターは彼が愛用する70年代のストラトキャスターをもとに製作されています。

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スティーヴィー・レイ・ヴォーン

ブルース界の歴史を塗り替えた伝説のギタリスト。

太い弦と半音下げチューニングのストラトから繰り出される独特のギターサウンドに憧れている人は未だに後を絶ちません。

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ジョン・フルシアンテ

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリスト。2007年には、ローリングストーン誌が選ぶ「The New Guitar Gods（現代の３大ギタリスト）」として、ジョン・メイヤー、デレク・トラックスと並び、ジョン・フルシアンテが選出されています。

音を詰め込み過ぎない何とも絶妙なギターがバンドに最高なノリを作り出しています。

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まとめ

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今回は、ストラトキャスターについて紹介しました。

ストラトキャスターは、軽いのでライブで立って弾いていても疲れにくく、一方で座って弾いたときのバランスもよく、弾きやすさという点ではよく考えられているとても良いギターだと思います。

初心者の方やストラトをまだ持っていなくて次のセカンドギターの購入を考えている方にもおすすめのギターです。