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【Strymon Iridiumレビュー】リアルなチューブアンプサウンド

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今回は、自宅でリアルなチューブアンプサウンドを手軽に楽しむことができると話題のStrymon Iridiumについてレビューします。
ギターを愛する私たちにとって、自宅で本格的なサウンドを再現するのは至難の業。高価なチューブアンプを購入し、理想のサウンドを求めて試行錯誤する日々も少なくありません。しかし、Iridiumがあれば、その夢が一気に現実のものとなります。
アナログとデジタルのハイブリッド設計により、スタジオクオリティのサウンドをどこでも楽しむことが可能です。さらに、豊富な機能と使いやすさも魅力。
今回は、そんなIridiumの魅力を詳しくご紹介します。ギターライフをさらに充実させたい方、必見の内容です!

STRYMON ( ストライモン ) / IRIDIUM

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Strymon Iridiumとは?

Strymon Iridiumとは、チューブアンプのリアルなサウンドとフィーリングを再現するために設計されたアンプ&IRキャビネットエミュレーターです。スタジオ、ステージ、自宅など、どこでも最高のサウンドを楽しめるのが特徴です。

独自のMatrix Modelingにより、微妙な特徴やユニークなトーンまで再現した3種のアンプモデリングが搭載されています。
○Round Amp – based on a Fender Deluxe Reverb
○Chime Amp – based on the Brilliant channel of a Vox AC30
○Punch Amp – based on a Marshall Plexi (Super Lead model number 1959)
・9種類(アンプ毎に3種類)の24bit / 96kHz 500ms ステレオIRを備えています。
・本機のFAVスイッチに加え、Strymon MultiSwitch Plus(3プリセットスイッチング)、MiniSwitch(リモートスイッチング)の使用が可能。


リアルなルームアンビエンス

Strymon Iridiumの最大の特徴の一つが、リアルなルームアンビエンス機能です。この機能は、ギタリストにとって欠かせない自然な音響空間を再現するために設計されています。ルームアンビエンス機能は、256msのインパルス応答キャプチャとStrymon独自のリバーブアルゴリズムを組み合わせたハイブリッドシステムを採用しています。

まず、インパルス応答キャプチャについて説明しましょう。インパルス応答とは、特定の空間で発生する音の反響をデジタル的にキャプチャし、それを再現する技術です。Iridiumは256msのインパルス応答を利用して、部屋の初期反射音をリアルに再現します。この初期反射音が加わることで、ギターサウンドに自然な広がりと奥行きが生まれます。

さらに、Strymonのリバーブアルゴリズムがインパルス応答の後に続く残響を補完します。これにより、ただのデジタルエフェクトとは異なり、実際の部屋でアンプを鳴らしているかのような自然なサウンドを実現します。このハイブリッドシステムは、単なるリバーブエフェクトではなく、音が空間でどう響くかを細部にわたって再現することに特化しています。

Iridiumでは、スモール、ミディアム、ラージの3種類のルームサイズを選択できます。それぞれの設定により、異なるタイプの部屋の音響特性をシミュレートすることが可能です。スモールルームは密度の高い反響を、ミディアムルームはバランスの取れた音響を、ラージルームは広がりのある豊かな反響を提供します。これにより、演奏する楽曲や好みに合わせて最適な音響空間を選ぶことができます。

このリアルなルームアンビエンス機能により、Iridiumはどんな環境でもプロフェッショナルなサウンドを提供します。自宅のリビングでも、スタジオクオリティの音響を楽しむことができるのです。ギタリストにとって、この自然な響きはインスピレーションを与え、演奏の質を一段と高めてくれます。

アナログJFETフロントエンド

Strymon IridiumのアナログJFETフロントエンドは、そのサウンド品質を支える重要な技術で、ギタリストにとっての操作性と音質の両方を大幅に向上させる役割を果たします。
では、この技術がどのように機能し、どんな利点があるのかを詳しく見ていきましょう。

まず、JFET(接合型電界効果トランジスタ)とは、トランジスタの一種で、真空管のような暖かく、自然なサウンド特性を持つことで知られています。IridiumのアナログJFETフロントエンドは、最大20dBのアナログゲインを提供する超低ノイズのディスクリート回路を採用しています。これにより、入力信号がクリーンでありながら豊かな倍音を持つサウンドに変換されます。

このJFETフロントエンドは、DSP(デジタルシグナルプロセッサー)と協調して機能します。具体的には、アナログJFET回路がギター信号を増幅し、その後DSPがデジタル処理を施すというハイブリッドアプローチが取られています。この設計により、アナログとデジタルの長所を最大限に活用することができます。アナログ回路が自然でリアルなトーンを提供し、デジタル処理が多様なサウンドオプションと高い精度を実現します。

特に、Iridiumの各アンプモデルは、真空管駆動入力段をシミュレートするためにこのJFETフロントエンドを利用しています。これにより、ギタリストは本物のチューブアンプを弾いているかのようなタッチ・センシティビティとダイナミックなレスポンスを得ることができます。たとえば、ChimeアンプとPunchアンプのドライブノブのトップエンドでは、JFET回路とDSPの組み合わせにより、非常にリアルで自然なゲインが得られます。

さらに、JFETステージはアナログ・フロントエンド・コンディショナーとしても機能し、ノイズ・パフォーマンスを向上させます。このため、ギタリストは低ノイズでクリーンなサウンドを維持しながら、豊かなトーンと表現力を享受できます。卓越したタッチ・センシティビティは、プレイヤーのニュアンスを正確に反映し、ギターとアンプのダイナミックなインタラクションを提供します。

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ステレオオペレーション

Iridiumは、ステレオ・リグのステレオ・エフェクトに最適です。TS-mono/TRS-stereo入力を備え、ステレオ・クラスA JFETプリアンプからステレオ・アンプに供給されて、ステレオ・スピーカー・キャビネットを駆動します。

ヘッドフォンアウト

夜遅くでも気兼ねなく練習できるのが、Iridiumのヘッドフォンアウトです。お気に入りのヘッドフォンを接続するだけで、自然なサウンドの部屋で象徴的なアンプやキャビネットのサウンドに浸ることができます。私も、夜の静かな時間にじっくりと音作りを楽しむことができます。

プリセット機能とMIDIコントロール

Iridiumでは、お気に入りの設定を保存して呼び出すことができます。さらに、MIDIコントロールを使えば、最大300ヶ所のプリセットを保存・ロード可能です。ライブのセットリストに合わせてプリセットを切り替え、足元の操作で瞬時にサウンドを変えられるのが便利です。

Iridiumのデメリット

高価格

高度な技術と多機能性を持つため、比較的高価です。初心者や予算に限りがあるギタリストにとっては、購入をためらってしまうかも知れません。

設定の複雑さ

多くの機能と設定オプションがあるため、初めて使う人には設定がやや複雑に感じられることがあります。慣れるまでに時間がかかり、取扱説明書をよく読む必要があります。

限られたアンプモデル

Iridiumには3つのアンプモデルしか搭載されていないため(Fender Deluxe Reverb、Vox AC30、Marshall Plexi)、多様なアンプサウンドを求めるギタリストにとっては、選択肢がやや限定されていると感じるかもしれません。

エフェクトループの不便さ

エフェクトループが無いため、ヘッドフォンを使う場合はIridiumの前に空間系やモジュレーションエフェクトを配置する必要があります。歪みエフェクトを含む複雑なエフェクトチェーンを構築する際に不便です。

まとめ

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Strymon Iridiumは、自宅でリアルなチューブアンプサウンドを手軽に楽しめる画期的なアンプシミュレーターです。アナログJFETフロントエンドと高性能なデジタルプロセッシングを組み合わせたハイブリッド設計により、卓越したタッチ・センシティビティとダイナミックなインタラクションを提供します。
さらに、256msのインパルス応答キャプチャとStrymon独自のリバーブアルゴリズムを採用したルームアンビエンス機能により、リアルな空間再現が可能です。

ステレオオペレーション対応で、広がりのあるサウンド体験ができるのも大きな魅力。夜間の練習でもヘッドフォンアウトを利用すれば、周囲に迷惑をかけずに演奏を楽しめます。MIDIコントロール機能も搭載しており、最大300のプリセットを保存・呼び出しできるため、ライブやレコーディングでの即時対応もバッチリです。

実際に使用してみて感じたのは、その操作性とサウンドクオリティの高さです。物理的なノブで直感的に音作りができ、パソコンを立ち上げる手間なく演奏に集中できます。特に、アナログとデジタルの良いとこ取りをした設計が、ギタリストのニーズに応えていると感じました。

Strymon Iridiumはプロフェッショナルからアマチュアまで幅広い層におすすめできる製品です。その高品質なサウンドと多機能な設計により、ギターライフを豊かにすること間違いなし。ぜひ、Iridiumを手に取ってその素晴らしさを実感してみてください。

ABOUT ME
凪ぺえ
日々のオフィスワークに追われながらも、心のどこかでいつも最高のギターサウンドが鳴り響いています。50代になっても、ギターを手にするときのワクワク感は変わりません。仕事で疲れた日も、ギターがもたらす無限の情熱と音楽を通じた人生の豊かさを皆さんと共有できれば幸いです。