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【エレキギター】ピックアップの高さ調整方法

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エレキギターのピックアップ高さ調整は、ギタリストにとって重要なメンテナンスの一つで、音量やトーンに大きく影響するこの調整を適切に行うことで、理想のサウンドを引き出すことができます。
しかし、適切な調整方法を知らないまま行うと、音が不均一になったり、サスティーンが失われる原因になります。
今回は、ピックアップ高さ調整の基本的な手順と注意点を紹介します。
初めての方でも分かりやすく、必要な道具や具体的な調整方法をステップバイステップで紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ピックアップの高さによる違い

ピックアップを近づけた場合の効果と注意点

音量の増加

ピックアップを弦に近づけると、弦の振動がピックアップに強く伝わるため、音量が大きくなります。これは、ピックアップが弦からの磁場変化をより強く感知できるためです。音量を増やしたい場合や、力強いサウンドを求める場合には、この調整が有効です。

サスティーンの減少

ピックアップが弦に近づきすぎると、ピックアップの磁力が弦の振動に干渉しやすくなり、弦が磁力に引っ張られて振動が早く減衰し、結果としてサスティーンが短くなることがあります。特に、強力なマグネットを搭載したピックアップの場合、この現象が顕著に現れることがあります。

トーンの変化

ピックアップが弦に近づくと、音量が大きくなるだけでなく、トーンにも変化が現れます。音がより鋭く、アタック感が増す一方で、微妙なニュアンスが失われることがあります。これは、弦の振幅が大きく影響されるためです。サウンドに厚みや複雑さを求める場合には、ピックアップの距離を慎重に調整する必要があります。

調整の目安と方法

ピックアップを近づける調整を行う際は、少しずつ調整しながらアンプに繋いで音を確認することが重要です。通常、1弦と6弦を基準に調整します。最終フレットを押さえた状態で、ポールピースと弦の間が約2.0mm程度になるようにします。音量バランスやトーンを確認しながら、適切な高さを見つけることがポイントです。

注意点

ピックアップを近づけすぎると、ハウリングやノイズが増加する可能性があります。また、演奏中の弦の動きによりピックアップに当たることもあります。そのため、弦とピックアップの距離を適切に保つことが重要です。

ピックアップを離した場合の効果と注意点

サスティーンの向上

ピックアップを弦から離すと、ピックアップの磁力が弦の振動に対する干渉が少なくなり、弦の振動がより自然に続き、サスティーンが向上します。特に、長いサスティンが求められる演奏スタイルにおいては、ピックアップを少し離すことで効果的なサウンドを得ることができます。

音量の減少

ピックアップと弦の距離が広がることで、弦の振動がピックアップに伝わりにくくなり、音量が小さくなります。これは、ピックアップが弦からの磁場変化を弱く感知するためです。演奏環境やアンプの設定によっては、音量を補うための調整が必要となることがあります。

トーンの変化

ピックアップを離すと、音がより柔らかく、ナチュラルなトーンに変化します。弦の振幅が広くなるため、音の複雑さや深みが増し、温かみのあるサウンドが得られることが多いです。ただし、ピックアップの種類やギターのモデルによっては、期待するトーンが得られない場合もあるため、微調整が必要です。

調整の目安と方法

ピックアップを離す際も、少しずつ調整しながらアンプに繋いで音を確認することが重要です。一般的には、1弦と6弦を基準にして、最終フレットを押さえた状態でポールピースと弦の間を約2.5mm程度に設定することが推奨されます。この設定を基に、音量バランスやトーンを微調整して、自分の好みのサウンドに近づけます。

注意点

ピックアップを離しすぎると、音量が極端に低下し、演奏時に他の楽器とのバランスが取りづらくなることがあります。また、弦の振動が十分にピックアップに伝わらないため、音の細部が失われる可能性もあります。そのため、適切な距離を保つことが重要です。

標準的な高さの目安

エレキギターのピックアップ高さを適切に設定することで、最適なサウンドと演奏感を実現できます。
ここでは、一般的に推奨される標準的な高さの目安について詳しく説明します。

6弦側の高さ

まず、6弦側のピックアップ高さを調整します。基準として、最終フレットを押さえた状態で、ポールピースと弦の間の距離を約2.5mmに設定します。この設定により、低音弦がしっかりとピックアップに拾われ、力強いサウンドが得られます。ピックアップを近づけすぎると、音量が増加しますが、サスティーンが減少する可能性があるため、適切な距離を保つことが重要です。

1弦側の高さ

次に、1弦側のピックアップ高さを調整します。1弦側も最終フレットを押さえた状態で、ポールピースと弦の間の距離を約2.0mmに設定します。この設定により、高音弦が明瞭にピックアップされ、クリアでバランスの取れたサウンドが得られます。こちらも、弦とピックアップの距離を適切に保つことで、音の歪みやハウリングを防ぐことができます。

バランスの調整

各ピックアップの高さを調整した後は、アンプに繋いで実際の音量とトーンを確認します。各ピックアップポジション(ブリッジ、ミドル、ネック)の音量バランスが均等になるように微調整を行います。特に、ピックアップセレクターを切り替えた際に音量が大きく変わらないようにすることが重要です。

調整の手順

最初に6弦側の高さを調整し、次に1弦側を調整します。
アンプに繋いで音量とトーンを確認します。
必要に応じて微調整を行い、均等な音量バランスを決定します。

注意点

ピックアップの高さを調整する際には、ギターの弦高やネックの反り具合なども考慮する必要があります。また、弦の種類やゲージによっても最適な高さが異なるため、自分の演奏スタイルや好みに応じて微調整を行うことをおすすめします。

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ピックアップの出力バランス調整

エレキギターのピックアップの出力バランス調整は、各ピックアップから得られる音量を均等にするための重要な作業で、演奏中の音量の不均一を防ぎ、スムーズな音の切り替えが可能になります。

出力バランスの重要性

ピックアップの出力バランスが整っていないと、ピックアップセレクターを切り替えた際に音量が大きく変わることがあります。これにより、演奏中に音のバランスが崩れ、バンド全体の音に影響を及ぼすことがあります。特にライブ演奏やレコーディングでは、均一な音量バランスが求められます。

調整方法の基本

ピックアップの高さを調整することで、弦との距離を変え、各ピックアップの出力を均等にすることができます。基本的な手順としては、以下の通りです。

準備

ギターをアンプに繋ぎ、クリーンな音設定にします。必要に応じて、チューナーを使用して弦の調整を行います。

基準の設定

まず、1弦と6弦を基準に、最終フレットを押さえた状態でピックアップの高さを調整します。標準的な目安として、ブリッジ側ピックアップの高さを約2.0mm、ネック側ピックアップの高さを約2.5mmに設定します。

出力の確認

各ピックアップポジションで弾いてみて、音量を確認します。音量が大きすぎる場合はピックアップを少し下げ、小さすぎる場合はピックアップを少し上げます。

バランスの微調整

各ピックアップの音量を均等にするためには、微調整が必要です。
以下のポイントに注意して調整を行います。

聴感による確認

音量を測定する特別な機器がない場合、耳で聴いてバランスを確認します。スタジオとライブ会場では音の聴こえ方が異なるため、各環境での調整が必要です。

全体のバランス

ネック、ミドル(あれば)、ブリッジの各ポジションでの音量を確認し、すべてのポジションで均等な音量になるように調整します。

専門的なアドバイス

ピックアップの交換や高度な調整が必要な場合は、専門店に依頼することも考慮しましょう。特に、異なる種類のピックアップを搭載している場合や、独自のトーンを求める場合は、楽器店などのプロのアドバイスが役立ちます。

まとめ

エレキギターのピックアップ高さ調整は、ギターの音質と演奏体験に大きな影響を与える重要な作業です。
ピックアップの高さを適切に設定することで、音量バランスを均一に保ち、理想のトーンを実現できます。調整方法は簡単で、ピックアップの両サイドにあるビスを回すだけですが、弦高やポジションごとの違いを考慮することが重要です。
また、アンプに繋いで実際の音を確認しながら微調整を行うことで、最適なサウンドを得ることができます。
適切なピックアップの高さ調整を行うことで、ギターの性能を最大限に引き出し、演奏をより楽しむことができるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に、自分だけの理想的なサウンドを追求してみてください。

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ABOUT ME
凪ぺえ
日々のオフィスワークに追われながらも、心のどこかでいつも最高のギターサウンドが鳴り響いています。50代になっても、ギターを手にするときのワクワク感は変わりません。仕事で疲れた日も、ギターがもたらす無限の情熱と音楽を通じた人生の豊かさを皆さんと共有できれば幸いです。