【エフェクター初心者必見！】ギターサウンドに革命をもたらすエフェクターの種類と効果

ギターが放つ音、満足していますか？一つのエフェクターでそのサウンドは180度変わるかもしれません。
この記事では、ギタリストが必ず知っておくべきエフェクターの基礎知識をわかりやすく解説。初めてのエフェクター選びに迷ったとき、サウンドに新しい風を取り入れたいとき、こちらの記事があなたの最強の味方となるでしょう。
エフェクターの種類や「どんな効果が期待できるのか」などを簡単にご紹介します。

エフェクターの効果を得るには

エフェクターの効果を得るには主に次の4つが挙げられます。
それでは順番に紹介していきましょう。

コンパクト・エフェクター

変化させる音が機種ごとに基本１種類となっていて、使い方もツマミを廻すというアナログなやり方なので、操作がシンプルで初心者には扱いやすくなっています。
それでは、代表的なエフェクターを紹介していきます。

オーバードライブ/チューブスクリーマー

アンプで歪ませたようなマイルドで自然な音を出します。使い方も様々で、ずっとスイッチ入れっぱなしの使い方もあれば、ギターソロのときだけブースターとして使用したり、ギタリストにとって最もポピュラーなエフェクターといえるかも知れません。

ディストーション

オーバードライブよりさらに激しく歪ませたエフェクターで、ハードロックやへヴィメタルで多く用いられています。パワーコードやギターリフを弾くときなどに威力を発揮します。

ディレイ

実際のギターの音に少し遅れたギターの音を混ぜることで、「やまびこ」のような効果を生み出すエフェクターで、空間系エフェクターとも呼びます。
大きなホールで弾いているような残響感を演出することができます。

「やさしくなりたい / 斉藤和義」、「さよならエレジー / 菅田将暉」、「Where The Streets Have No Name / U2」のイントロでわかりやすい解説動画がありましたので紹介しておきます。

リバーブ

ホールやトンネルの中で弾いているような残響が得られるエフェクターです。最近ではシンセ・サウンドのような煌びやかな音を出す「Shimmerモード」を搭載するリバーブも多く登場しています。

コーラス

ギターの原音とほぼ同等の音を作り出し、それを原音に混ぜることで揺らぎを創り出し、透明感や広がりを演出するエフェクターです。
クリーントーンにおいて心地よい爽やかな音を生み出します。

ギターのコーラスがきれいな曲として、「TIME AFTER TIME/ シンディ・ローパー」、「Shot in the Dark / ジョン・メイヤー」の動画を紹介します。

スライサー

少し変わったエフェクターとして、「スライサー」を紹介します。ビートに合わせてサウンドを分割することでリズミカルなサウンドを生み出すエフェクターです。１つのペダルで処理されているとは思えない強力なインパクトを与えるサウンドを生み出します。

ワウ・ペダル

ペダルを踏み込んだり戻したりすることで、ギターの音の周波数帯域を変化させるエフェクターです。「ワウワウ」と、まるで人がしゃべっているかのようなギターの音を出すことができます。

本当にしゃべっているようなサウンドを出すには、「トーキングモジュレーター」というエフェクターが別にあり、ワウ・ペダルとは異なります。

コンプレッサー

小さな音は持ち上げ、大きな音は抑えることで、音のツブを揃えてくれるエフェクターです。アルペジオやカッティングのときに使うとピッキングによる音量のバラつきを抑えてくれるので上手に聴こえます。
他のエフェクターに比べると変化が分かりにくいのが特徴です。

ルーパー

録音した音を繰り返し再生させたり、音を重ね合わせたりすることで1人で伴奏を入れてソロも弾くことができるエフェクターです。

マルチエフェクター

エフェクターの機能をまるっと１台に詰め込んだのがマルチエフェクターです。
最近では、高品質なアンプシミュレーターが搭載されたギターマルチプロセッサーが登場し、実機のアンプやエフェクターとほとんど遜色ないレベルのサウンドを生み出すことが可能となっています。
筆者も持っているマルチエフェクターZOOM A1X FOURはコスパを求める方には特におすすめのマルチエフェクターです。

スマホアプリ

ギター用インターフェイスを使って、スマートフォンやタブレットをギターアンプやエフェクターとして使用できるアプリがあります。

 

 

モデリングアンプ

デジタル技術の進歩によって実現した様々なアンプやギタリストのサウンドをデジタル技術で再現し収録したアンプのことです。
ギターアンプだけでなくエフェクトをモデリングする機種も数多く存在し、モデリングアンプ1台あれば多様なアンプ＆エフェクト・サウンドが昔に比べ低価格高品質に得られるため重宝します。

まとめ

ギターの音に彩りを添えるエフェクターについて紹介しました。
ここ最近、急速なデジタル技術の向上により、モデリング技術が発達し、低価格で憧れのあの音を手軽に簡単に手に入れることができるようになってきています。
しかし、扱いやすいコンパクト・エフェクターの人気も根強くあり、何を使って音作りをするかの選択肢は広がってきています。
そのときによって、コンパクト・エフェクター、マルチエフェクター、モデリングアンプを使い分けていくのもよいと思います。
筆者は、ライブではマルチエフェクターとコンパクト・エフェクターを併用したり、自宅ではエフェクターのアプリを使ってスマホで操作しながらモデリングアンプにBLUETOOTHで飛ばしたりしています。

まず何から買っていいかわからない方は、低価格でありながら本格的なアンプシミュレートとエフェクターが搭載されているモデリングアンプから始めるのをおすすめします。