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【初心者】フィンガリングが上達する練習4つのポイント

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ギターの指板上を縦横無尽に弾きまくる人の華麗なフィンガリングを見ると、「あんなに風にきれいに素早くギターが弾けたら素敵だろうなあ」って思ってしまいますよね。
今日は、スピーディーでスムーズなフィンガリングを身に付けるために押さえておきたい4つのポイントについてご紹介します。

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フィンガリングが上達する練習4つのポイント

クラシックフォームによるフィンガリング(運指)練習

ギターを弾くときのフォームには、「クラシックフォーム」と「ロックフォーム(シェイクハンドスタイル)」の2種類があります。

「クラシックフォーム」は立てた親指をギターネックの裏に付けて弾くスタイルで、「ロックフォーム(シェイクハンドスタイル)」はギターのネックを握り込むような形で弾くスタイルのことをいいます。
フィンガリングの基礎練習のときは、主にクラシックフォームで練習します。

速くて正確なフィンガリングを獲得するためには、地道な基礎練習がかかせません。
定番ですが、クロマチックスケール(半音ずつ上げ下げしていく音階・スケール)による練習を毎日10分でもいいので続けましょう。
筆者もギターを弾き始めたときに買った教則本にクロマチックスケールでの練習方法が載っていて、そのときは弾ける曲もほとんどなかったということもあって、基本練習をよくしていました。
同時に、ロックやブルースに傾倒していったので、普段弾くときはロックフォーム(シェイクハンドスタイル)ばかりになってしまったのですが、クラシックフォームでのクロマチックスケール練習も並行して続けていました。

最終的には2種類のフォームを弾けるようにすることを理想としますが、ロック、ブルースなどのジャンルで特に多いのが、ロックフォーム(シェイクハンドスタイル)です。
コード弾きのときには小指を使うのに、ギターソロになるとロックフォーム(シェイクハンドスタイル)で小指を使わないプロのギタリストもたくさんいます。
また、6弦を左手の親指で押さえたりするギタリストもいます。
エリック・クラプトンはギターソロを弾くとき、ほとんど小指を使わないのですが、フィンガリングがとても滑らかできれいなので、ギターを始めた頃の筆者のお手本となっていました。
メリットは、立ってギターが弾きやすいことやチョーキングがしやすいことなどがあげられます。

「それならギターソロでは小指使わなくてもいいんじゃね?」という意見もあるかと思いますが、筆者の結論は「両方のスタイルで弾き分けられるようにする」です。

理由は、歳を重ねるにしたがって、音楽の好みが変わってくることはよくあることで、昔はバリバリの速弾きヘビーメタラーだったのに、今ではすっかりジャズ大好きギタリストになっているという人も少なくありません。
ある程度ギターが弾けるようになって、「アドリブの幅を広げたいな」と思ったときに、ジャズ風のソロやちょっとした速弾きとか、今まであまり聴いてこなかったような音楽ジャンルにも興味が出てきて、ちょっとチャレンジしてみようかなと思ったときに、ロックフォーム(シェイクハンドスタイル)の「小指なし」だけでは弾くことが難しくなってきます。

最初のうちはロックフォーム(シェイクハンドスタイル)であったとしても、小指の使い方を意識したクラシックフォームでの基礎的なフィンガリング練習も並行して進めておくことをおすすめします。
そうすることで、将来的に様々なジャンルのギターを弾きたいと思ったときに、小指が使えることで楽に入っていくことができるからです。

クロマチックスケールでのフィンガリング練習のとき、指板の上に指を4本必ず置くようにしましょう。ギターは上達してくると、次のフレーズのことを考えながら弾くようになってきます。そのときに「次のフレーズはどの指でどこを押さえるのが一番最短距離か」を考えながら弾くようになります。そのときに指が4本指板上にあれば、スピーディーかつスムーズに押さえることができるようになりますので、是非ここは意識して練習してみてください。ネックの裏側に小指を巻き込んでしまう方は特に意識して、小指を指板上に出すようにしていきましょう。

クロマチックスケールのフィンガリング練習フレーズ(例)

1フレットずつずれて上昇していくパターン

1フレットずつずれて下降していくパターン

左手の指を立ててクリアな音色を弾く

クリアな音色を出したいときは、できる限り指板上で指を立てて弾きましょう。
正面から見て爪が見える程度に指を立てます(極端に立てすぎないよう注意!)。
そして、フレットギリギリのところで押さえるようにします。
最初は指がとても痛いにもかかわらず、無理して弾き続けるとこんな水ぶくれができてしまい、数日間ギターが弾けなくなってしまいます。
しかし、数日経つと今度は、指先の皮膚が固くなって、弦を押さえた音もしっかりしたクリアな音が出てくるようになります。
練習のときはできるだけアンプを通すようにしましょう。ちゃんとクリアな音が出ているか、他の弦に当たって雑音が出ていないか、ちゃんとミュートができているか、などエレキギターは音が小さくわかりにくいので、アンプを通して弾いた音をしっかり聴いて確認しましょう。

それでも音がしっかり出ない場合は、弦高が低すぎて弦を押さえたときに弦が指板に当たってしまっていることも考えられます。そのときは弦高を少し上げてみるなどしてください。弦高が高くなると若干弾きにくくなるのですが、音はビビリがなくなりクリアになります。

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スムーズに音をつなぐテクニック

クロマチックスケール練習と並行しながら好きなギターソロのコピーに挑戦していると、クロマチックスケール練習にはないフィンガリング・テクニックがたくさん出てきて戸惑ってしまいますよね。
例えば、ポジションの移動を素早くする「スライド」は、ネックを握っている左手の親指の力を抜いて、指板上の指を滑らせて(スライドさせて)弾きます。
フレット上にある移動先の押さえる場所を事前に確認しておいて、弦を押し付けながら滑らせるように移動するのがコツです。
最初のうちは親指の力を抜くと、指板上の指の力も入らなかったりするのですが、練習していくうちにできるようになっていきます。
これらのテクニックはまた別の記事で詳しく紹介したいと思います。

クリック(メトロノーム)に合わせて練習する

たまにアマチュアの方のギター1本弾き語りなんかで、リズムが途中で早くなったり、遅くなったり、途中で変拍子みたいになったり独特過ぎる人がいたりしませんか?
筆者は機械みたいに正確なテンポでリズムを刻み続けるということには反対です。ジャストのテンポに多少のズレが生じることでグルーブは生まれるものだと思っています。
しかし、自分の好きなリズム、タイミングで自由に弾くのにも限度があって、やはりある程度テンポをキープして演奏してもらう方がリスナーとしては聴きやすいですよね。
スムーズで正確なフィンガリングを実現するためには、最初はクリック(メトロノーム)に合わせてゆっくりと練習していきましょう。指を正確に配置し、クロマチックスケール練習をゆっくりとしたテンポから始めてだんだんと速くしていきましょう。

スタジオや家などでいつも爆音で練習している方と違って、DTMなどやっている方は、ヘッドホンをしながらクリック音(メトロノーム)に合わせてギターを弾く機会が多いと思います。
クリックに合わせてギターを弾くことの難しさやフィンガリングの雑音などとても細かいところまでよく聴こえるので、丁寧にギターを弾くという感覚がどういうものかよくわかっていらっしゃるのではないかと思います。
ヘッドホンをしながら録音するとフィンガリングにおける自分の課題がよくわかりますので、是非やってみてください。

まとめ

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フィンガリングが上達するポイントについて紹介しました。
ギターの上達はギターを弾く時間に比例します。
フィンガリングも同じで根気よく続けていけば、最初は不器用だったフォームやフィンガリングもそのうちスムーズできれいな見た目に落ち着いてきます。

ギターを人前で弾くときの視覚による印象は結構大事で、フィンガリングがきれいだと、そんなたいしたフレーズを弾いていなくても、ギターが上手に見えたりするので、フィンガリングについては、中級者、上級者になってもこだわってみてほしいと思います。

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ABOUT ME
凪ぺえ
日々のオフィスワークに追われながらも、心のどこかでいつも最高のギターサウンドが鳴り響いています。50代になっても、ギターを手にするときのワクワク感は変わりません。仕事で疲れた日も、ギターがもたらす無限の情熱と音楽を通じた人生の豊かさを皆さんと共有できれば幸いです。