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【楽曲のエンジン!】バッキングギターの弾き方

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歌なしのインストゥルメンタルやギタリストメインのブルース・ハードロックなどのジャンルを除くと、エレキギターでソロやメロディを弾くのに与えられている時間は楽曲全体からすると、ほんのわずかです。

一方、バッキングギターは楽曲の中で多くの時間を占め、その正確なコードプレイやリズム感は、演奏に躍動感を与え、楽曲の土台を築いています。

バッキングは、リズムに変化や強弱を付けることにより、楽曲に息を吹き込みことで、バンド全体のグルーブを誘います。また、これらのグルーブが演奏を聴いてくれている人たちをグッと惹きつける効果も発揮します。

今回は、演奏の陰で楽曲全体のレベルを引き上げることもできるバッキングについていろいろと解説していきます。

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上手なバッキングに必要な要素とは?

上手なバッキングとは、その曲の雰囲気やヴォーカルの声量、声質、その他の楽器などとの兼ね合いを考えながら、その曲の魅力を最大限に引き出すよう、トーンや音量、弾き方、適切なテンポ、音色(ギターエフェクト)などを巧みに調整して弾くことだといえます。

メロディーとリズムの調和

バッキングギターは、メロディー楽器やヴォーカルを引き立てて楽曲を支える役割を担います。バッキングが上手だと、メロディーとリズムの調和を取り、メロディーとボーカルとの競合を避け、楽曲全体の構成も理解しつつ、演奏レベルを引き上げていくことができます。
また、歌のバッキングパターンを考えるときは、実際に自分で歌ってみるということをお勧めします。どんな弾き方をすれば、歌を引き立て、また邪魔になるのかがよくわかると思います。

ダイナミクスと表現力

ダイナミクスは音楽の魅力を高める上で、とても大事なポイントです。バッキングギタリストは、コードを奏でる際の音量や強弱を使って、楽曲に表現力を持たせる役割を果たします。このダイナミクスの使い方が上手であると、楽曲に感情と深みを加えることができます。

コードのバリエーション

バッキングギタリストは様々なコード進行をマスターする必要があります。メジャーコード、マイナーコード、セブンスコードなど、異なるコードの組み合わせを自在に演奏できることは、楽曲の多様性を豊かにします。

リズム感

バッキングは様々なリズムに対応できないといけません。8ビートはもちろんのこと、16ビートやシャッフル、レゲエなど、多様なジャンルにおいて正確なタイミングでコードを切り替え、リズムを保つ必要があります。ダウンストロークとアップストロークのピッキングの強さやテンポも均一になるよう意識しましょう。

アレンジ能力

上手なバッキングギタリストは、楽曲にアレンジを加えるセンスを持っています。適切なタイミングでギターソロやフィルを挿入し、楽曲に独自の個性を加えることができます。バッキングが上手であるためには、普段から楽曲に対する深い洞察力と柔軟さが求められます。

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バッキングの種類

バッキングギターの種類は、音楽のジャンルや楽器構成によって異なり、その多様な種類が楽曲の魅力を高めています。バッキングギターは、楽曲に特有の雰囲気やノリを提供するためにさまざまなスタイルで演奏されます。以下に、いくつか一般的なバッキングの種類を紹介します。

コードストローク

コードストロークは、ギタリストが複数の弦を一度に演奏する技法で、ギター演奏において基本的かつ重要なテクニックです。和音(コード)を演奏する際に使用され、楽曲にリズムやハーモニーを与えます。

コードストロークは、ダウンストローク(下から上へのストローク)とアップストローク(上から下へのストローク)の組み合わせで行われます。

アルペジオ

アルペジオは、コードの音を単音で刻むスタイルです。指で弦を一本ずつ鳴らすことで、優美で明確な音楽的パターンを作り出します。アルペジオはバラードやアコースティック楽曲でよく使われ、メロディーとハーモニーの美しい組み合わせを生み出します。

カッティング

カッティングは、音楽にリズミカルな要素を追加し、左手のミュートと右手の速いストロークを組み合わせて弾くことで楽曲にダイナミクスとグルーブを与える役割を果たします。この技法は通常、クリーントーンやクランチで使用されます。

ジャズ、フラメンコ、ファンク、アコースティックポップ、カントリーなどのさまざまな音楽ジャンルで使用されます。楽曲にグルーブ感を持たせるための重要なツールであり、地道な練習をすることで、演奏の表現力と多彩性を向上させることができます。

ハーフ・ミュート

「ハーフ・ミュート」は、ロック系ギター演奏技法の一つで、特定の弦を部分的にミュートすることを指します。これにより、ロック系音楽において特有のヘヴィな力強いサウンドやリズムを打ち出すことができます。

このテクニックは、エレキギターで主に使用され、ロック、ハードロック、ヘヴィメタルなどのジャンルでローコードを弾くときに頻繁に見られますが、その他にクリアトーンでアルペジオに使用するケースも結構あったりします。この場合ポコポコした音が印象的です。

コードの覚え方

コードはたくさんの数があって覚えられないという方もいると思います。
しかし、コードのパターンは限られていて、まずはメジャーコードとマイナーコードの型を覚えてしまいましょう。

コードの覚え方は個人によって異なりますが、自分の弾きたいジャンルのギターコードをとにかく弾きまくって、実際に使いながら覚えていきましょう。

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練習方法

リズム感の養成

リズム感はギター演奏において不可欠です。メトロノームを使用してリズムに合わせて演奏する練習を行いましょう。リズムを意識的に感じることで、タイミングを正確に保つスキルが向上します。

コードの練習

コードの練習は基本中の基本です。異なるコード形を練習し、コード進行をスムーズに演奏できるようになりましょう。定期的なコードの練習セッションを設けると良いでしょう。

曲の演奏

お気に入りの曲を演奏することはモチベーションを高めます。難しい曲に挑戦することで、新しいテクニックやコード進行を学び、自分の演奏力を向上させます。

録音と自己評価

自分の演奏を録音し、後で聴いて自己評価を行いましょう。自分の弱点や改善点を発見し、それらに集中的に取り組むことができます。

レッスンと指導

ギター教室やオンラインレッスンを受けることは、進歩を助ける有効な方法です。プロの指導を受けながら、正確なテクニックや効果的な練習方法を学びましょう。

練習計画の設定

週間や月間の練習計画を立てて、目標を設定しましょう。目標を達成するために毎日練習する習慣を作り、進捗をトラッキングしましょう。

音楽理論の学習

音楽理論を学ぶことは、ギタリストにとって重要です。スケール、和声、コード進行などの理論的な知識を深め、演奏力を向上させましょう。

練習は継続的な努力と忍耐が必要です。上記の練習方法を組み合わせ、自分の目標に向かって着実に進歩していくことが大切です。

グルーブ感を出すにはどうするか

ギター演奏においてグルーブ感を出すことで、音楽を魅力的にし、聴衆を引き込むことができます。以下に、グルーブ感を出すためのいくつかの方法を詳しく説明します。

リズム感を磨く

グルーブ感の基本はリズムです。リズム感を養うためにメトロノームを使い、リズムに合わせてコードストロークやピッキングをしてみましょう。リズムのポケットにピッタリと収まる感覚を意識しながら練習しましょう。

ダイナミクスの活用

ダイナミクスは音楽に深みと表現力を与えることができます。コードを強弱や音量の変化を使って演奏し、楽曲にダイナミクな表現を加えましょう。静かに始まり、盛り上がる部分では力強く演奏するなど、ダイナミクスを使ったアプローチが効果的です。

強調とリズムパターン

効果的な休符やリズムパターンを強調することで、グルーブ感を高めることができます。アクセントをつけたり、リズムにメリハリを与えましょう。

タイミングの正確性

グルーブ感を出すためには、タイミングの正確性が不可欠です。リズムをズレなく演奏するために、メトロノームやドラムトラックと一緒に演奏する練習を繰り返し行いましょう。

音色の変化

ギターの音色を変化させることで、楽曲に深みを持たせます。エフェクターやギターのトーン、ピックアップセレクターなど駆使しながら、クリーンサウンドからディストーションサウンドへの切り替えや、ミュートも活用することで、音色のバリエーションを追加しましょう。

他楽器との連携

グルーブ感を高めるために、他の楽器との連携が重要です。ベース、ドラム、キーボードなどとの共演において、音楽全体のリズムとハーモニーに合わせて演奏しましょう。

まとめ

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バッキングギターは、楽曲に深みと情熱を注ぎ込むことができます。正確なコードプレイやリズム感は、楽曲の土台を築くだけでなく、楽曲全体に躍動感を与え、聴衆を惹きつけることができます。

また、バッキングの際にトーンやエフェクターを駆使し、表現力を高めましょう。静かに奏でる部分と、力強くギターを鳴らす瞬間を使い分け、楽曲にダイナミクスを与えます。

音楽の本質を理解し、楽譜や指示に縛られず、感情やインスピレーションを自由に表現することで、楽曲全体のレベルを引き上げることができるでしょう。

ABOUT ME
凪ぺえ
日々のオフィスワークに追われながらも、心のどこかでいつも最高のギターサウンドが鳴り響いています。50代になっても、ギターを手にするときのワクワク感は変わりません。仕事で疲れた日も、ギターがもたらす無限の情熱と音楽を通じた人生の豊かさを皆さんと共有できれば幸いです。